合唱コンクールでピアノ伴奏のオーディションに受からせる方法
中一の子供が合唱コンクールのピアノ伴奏のオーディションに受かりました。
クラスごとの合唱です。
我が子のクラスの立候補者は3名。一番多かったそうです。
まずは結論から。
受かった理由ですが、「一番伴奏として適している」だったそうです。
我が子曰く、他の子の方が上手かった。
そりゃそうでしょう。
中学生にもなってまだ教本がブルグミュラーの子はなかなかおりませんですよ。
自分の経験では恐らく他の子はみなソナチネを終わってソナタなどをやり始めてる頃ではないかと思います。
バイエル→ブルグミュラー(青帯初級)→ソナチネ(橙帯中級)→ソナタ(黄帯上級)ってイメージですが合ってます?
その中何故我が子が受かったかと言うと、伴奏だから。
伴奏は普通の演奏とまた別物だからです。
楽譜を見てみたのですが、特に難しいテクニックもいらず、ソナタ入りかけでドロップアウトして長年ピアノから離れていた私でも初見である程度弾けるレベルでした。
ここにテクニックが入ってきていたらそりゃ上手い子しか仕上げることができずブルグミュラーの我が子はスタートラインにも立てなかったことでしょう。
そこでマイバラードに限ったことかも知れませんが、私なりに伴奏で受かるためのポイントを考えてみました。
・音源を探す+親が譜読みできるなら楽譜を見る
これが一番のポイントかも。楽譜を読めないなら音源を探す。
大抵上手な人がアップしているので大変参考になります。引く前に音源を聞いておくと譜読みもしやすいです。
こういう感じの歌ねってイメージできるし、子供が弾く曲と音源の違いも判ります。
「ここはそうは弾いてないよね?」って音源を聞かせながらアドバイスしました。(笑)
+楽譜の記号などを見て「アクセントついてるよね?クレッシェンドだね?」とか偉そうに言ってみたり。
子供が抵抗しめしてきたとき音源+楽譜の記号でばーんって見せると納得させるのに効果的です。(〃艸〃)ムフッ
・上手さではない伴奏らしく弾くこと。
伴奏らしく弾くためにはまずスピードが大事です。
うまいからって速く弾いてしまうと速すぎると伴奏としてどうよって話になってしまうらしいです。あくまで歌の伴奏お伴です。歌が歌いやすいようにサポートしてあげるのが伴奏だと言うのが私の素人考えです。
また、楽譜に忠実に弾くことが大事です。
音の強弱、スラーなど記号に気を付けて、忠実に弾きましょう。
自分アレンジは伴奏では必要ないです。伴奏です。
・とにかく失敗をしないように弾きこむこと。
・親は尻を叩きまくること。
オーディション一か月以上前から楽譜もらっていたくせに何週間たっても初めの状態と変わらない我が子、オーディション本当に受けるつもり??と疑問が沸いてきました。
どうせブルグミュラーの我が子落ちて当然だが、一応受けるにしても「完成できませんでした」と無様な姿を晒したいのか?まずは完成!
それから弾き込め!!!
受からないにしても受けるなら本気でやって、落ちたら悔しいと思えるくらいやってみたら?と檄を飛ばしてみました。
それからは毎日やいやいやいやい尻を叩きまくってましたっけ。
ピアノは伴奏でなくても兎に角弾き込んだら下手くそでもそれなりに弾けるようになるものです。
うちの子は尻を叩かれないとできないというなかなか情けない子なのでこういうことになるのですけどね。
ただ、ピアノの先生の話を聞いても、親の尻たたきはある程度お願いしたいものらしいです。
あとやっぱり一発勝負のオーディション同じレベルなら失敗してない子が受かるでしょう。失敗は致命的と思ってましたが、これはそうでもなかったようです。失敗したけど受かったと。ポロポロ取りこぼしまくりでなく、1,2箇所失敗するくらい許容範囲みたいでした。
・先生の好み
最終的には音楽の先生と担任が二人で決めたらしいです。(ほぼ音楽の先生の判断でしょうが)
伴奏としていいと言う理由も先生の好みでしょうか。
先生によっては間違わずに弾けたとか、自分の世界観で弾けたとか、その子をひいきしているとか判断基準は色々あるとは思います。
ただ、うちの子の場合は最後にどうして選んだのかという判断基準をオーディション受けた3人を集めて説明したらしいです。
私の方が上手かった、間違わなかったのになどそれぞれが思いはあるとは思いますが、これは競争ではなく、あくまで伴奏を選ぶものですよって一応うまい下手ではないのだという一番無難な基準だと思います。
あくまで伴奏らしく。
ある意味私のなんちゃってアドバイスも功を奏したみたいです。